海外でも犬を撮りたい

撮影の舞台裏や雑記

いつか海外でも犬を撮ってみたい。
そんなことを前からぼんやり考えていたのだけれど、最近、その小さな布石としてFacebookの海外ドッグフォトグラファーコミュニティにも写真を投稿し始めた。

実際に、いくつかの写真を投稿してみると、思っていた以上に反応があった。
写真そのものを見てコメントをくれる人、機材について聞いてくれる人、拡散してくれる人、Instagramまで見に来てくれる人もいて普段とは少し違う広がり方を感じた。
具体的には、「写真の雰囲気に対する反応」というよりは、瞬間の表情や光の捉え方、撮り方そのものに反応してる様子が伺えた。

他のフォトグラファーの投稿写真にも、日本のそれとは少し異なる特色を感じた。
たとえば、日本の犬写真はやわらかい空気感や季節感、家族との絆を大切にした表現が多いように思う。
ふわっとした温かく柔らかい雰囲気で、犬のかわいさや愛くるしい服装、周辺の環境に乗せた写真が好まれやすい印象だ。
一方で、海外のドッグフォトグラファーコミュニティでは、モデルとしての犬の表情や動きに焦点が当たっていて、空気の中に溶かすというよりも、そこにいる存在感を示すものとして正面から捉えている感じがあった。
もちろん、日本の作風!海外の作風!などと完全に棲み分けができるものではないし、それらはボーダレスでグラデーションだ。
ただ、自分の写真がどのような文脈で見られやすいのかを考えるきっかけにはなったし、興味深い発見だった。

こうした発見を通して、Instagramはこれからも大事な発信の場であり続けるが、それだけに閉じず、発信先を少しずつ増やしていくことにも意味があるのかもしれないと思っている。
海外での活動、というと大げさに聞こえるかもしれないけれど、挑戦への初手としての位置付けで海外に向けて情報発信するのは難易度が高いということもないだろう。
(現実的な計画があるわけではないけれど、ハワイ島の透き通った海でWaterDog.を撮ったらどうだろう、とか、オアフ島でワイキキに沈む夕日と一緒にSunset Portraitを撮れたらどんな光になるだろう、など考えるだけで心が躍る。)

発信先を増やす。
来月には初の個展も控えている。
オンライン発信だけでなく、オフラインへと広げていく流れも少しずつ形になってきた。
そして今回、海外への投稿というかたちで、いつもとは違う場所に写真を置いてみたことで、新しく見えてくるものも確かにあった。
次に拡げたい景色も、まだ輪郭はぼんやりしながらも見え始めている。
今はそのことが純粋におもしろい。