5月に個展開催が決定した。
私がメインで撮っている犬を題材にした個展。
ずっと「表現の形」として追いかけてきた目標が、ようやく現実になる。
多くの犬たちを撮影してきた。そのたびに彼らにはいろんな魅力があるなぁと思う。
かわいい仕草も、ふわっとした毛並みも、どれも愛おしくて、ファインダー越しに彼らの動きを見ながらいつも楽しく撮っている。
オーナーさんとご愛犬の思い出話を聞いていると、私が過去に一緒にくらした犬との想い出も引き出されて、何だかほろっとしてしまう時もあったりする。
そうした経験を重ねながら、表現者として「自分が何を見せたいのか」を突き詰めていくうちに、その思いが少しずつ形になってきた。
私が見せたいもの。それは、私がずっと惹かれてきたこと、
「生きている瞬間を美しく撮りたい!」ということだった。
「生きている瞬間」って何なのか?
動物とは会話できないけど、一緒に過ごしていると会話出来ていると感じる瞬間が多々ある。
犬には表情筋がないから笑うという動作はないと言われているけれど、それでも明らかに笑っている。
不安げな顔をしたり、驚いたりしぐさも、まるで人間と同じ。
一緒に暮らしていると、彼らは自分を人間だと思ってるんだろうなというシーンが多々ある。
一方で、もう一つの表情が現れる時がある。
たとえばドッグランで走り回っているとき。ワンプロをしているとき。綱を引っ張り合いっこしているとき。
まるで理性が外れたかのように、めいいっぱい生きてる表情を見せてくれる。
私は、そういった表情に心を奪われてきた。
そして、それが「犬が生きていて最も輝いている瞬間」だと思っている。
かわいい写真も、美しい写真も、全部素敵で全部良い。
その中で、私が表現したいのは、
「野生み溢れる瞬間」「息づいかいの感じさせられる表情」「輝く瞳」「光の中で流れる毛並み」
そうした 生命の気配、そしてその間にある存在そのものが輝く瞬間だ。
この考え方をもとに、私はこれまで水の中、光の中、沈む夕日を背景に、犬たちが生きている瞬間を撮影してきた。
そして、その核心を今回の展示の中心に据え、個展タイトルを 「躍動」 と決めた。
「躍動」
限られた期間を共に生きる人生の友として
・どんな顔をしていたか
・どんな毛並みだったか
それだけでなく、「どんなふうに生きていたか」まで表現していきたい。
数千分の1秒の中で荒ぶる表情や、存在感を放つ犬たち。
今回展示する写真はすべて、その証明になる一枚だと思っている。
5月、いよいよ平井育人 初の写真展「躍動」が開始します。
犬たちの物語を、あなた自身の記憶と重ねながら味わっていただけたら嬉しいです。
展示期間:5月15日(金)〜5月28日(木)
トークショー:5月16日(土)13:00~(1ヶ月前からSONY公式サイトから予約受付)
場所:ソニーストア名古屋(地下鉄 栄駅から徒歩2分)
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