はじめに
言い出したのは、他でもない私です。
「犬の半水中写真、撮りたい!」──そう堂々と宣言した男の末路が、今日の話です。
でも、まさかこんなに早く川に入ることになるとは思いませんでした。
5月・・・・しかも、梅雨前。
天気は晴れ。水温は…地獄。
愛知県からおおよそ1時間ほど北上。
湧水からなる透明度の高い、美しすぎる川へと向かった。
つまり、それは“超絶つめたい”川であるということを物語っている。
昔、「真夏ですら冷たすぎて無理!」って退却したことを、私は忘れていなかった。
でも、その記憶の横で「まあなんとかなるやろ」と思ってた自分がいた。
そう──
人は、撮りたい欲の前に、判断の一部を捨てることがある。



ドームポート、ついに実戦投入!!
Amazonで買ったばかりのドームポートを、GoProに装着。
満を持して、半水中世界への第一歩…である。
しゃがんで水面ギリギリに構える姿。
もちろん、そこにモデル犬はいない。
ただ一人、誰もいない川でドームを構えた中年男性が、水面を見つめてじっとしている──。
完全に職質案件。
ていうか、捕まえて・・・。
でも、そんなこと言ってられない。
全ては現地現物。まずは自分の手で、自分の目で、やってみることが大切!!
あまりの水の冷たさに、川に入っては出てを繰り返しながらチェックを行いました。
始めはひざ下くらいまでの入水で抑えようと思ったけれど、夢中になって結局腰まで浸かっていました。
着替えを持ってきてよかった。。。

頑張ったかいがあって、ドームポートの効果はしっかり確認できました!
美しい清流の川をロケ地に選んだだけあって、冷たさと比例して透明度も最高!!
予想通り!!!
もちろん、課題も抽出しています。
例えば撮影データの確認方法や、撮影時の所作など。
やってみなければわからない問題点が明らかになりました。

現場で気づいたこと(=修行のはじまり)
- 想像以上に水が冷たい(想像はしてた。覚悟もしてた。でもそれを超えてた)
- 数分なら耐えられるけれど、根性だけでは数分が限度。
- 限度を超えると手が動かなくなる。
- ドームポートは効果あり。ただし、GoProは作品造りには全く足りない。スマホで見るには最高!
- ショット時に、ファインダー越しにモデルが撮影できないこと。ピント合わせに苦労しそう。
撮影と修業は紙一重。
うん、これは間違いない。
決断:装備はしっかりと入念に!
川の水って基本的に、冷たい。特に良いショットを撮るために水中待機することが多くなりそうなので、ここへのケアは必須。
帰宅後、すでにカートに入れていたウェットスーツを
何も考えず「注文確定」しました。
やるなら、ちゃんと装備を整えよう。
もう“気合い”で寒さを乗り越える時代は終わっている。
おわりに
WaterDog Projectは、しっかりと手探りしながら進んでいます。
でも、今回やってみて、分かったことは確かにある。
- 「ドームポートは使える。GoProでは品質はクリアしない」
- 「Tシャツ短パンで川に入るのは、非推奨(ていうか無謀)」
- 「誰もやってないのには、ちゃんと理由がある」
次回は、届いたウェットスーツの話と今、必死にそろえているギア準備の話を書きます。
(水中の犬はまだ写ってません。)
でも、夢に一歩近づきました。たぶん。
応援してくれたら、嬉しいです。
WaterDog.™の連載記事はこちらからまとめてお読みできます
過去の記事はこちら➡WaterDog.™の軌跡