多頭撮影、うまくいくコツ教えます!

犬撮影のコツとテクニック

こんにちは、イクティです!
今日は「多頭撮影」について、ちょっとだけ裏話をお話しします。

「多頭撮影ってどうやって撮ってるんですか?」
これ、よく聞かれる質問です。正直に言います、まず最初に言っちゃうのは…

「ノリです(笑)」

もちろん技術的な部分もあります。でも、まずは「空気づくり」が一番。
場がピリピリしていると、わんちゃんたちは絶対に落ち着かない。
だから、ちょっとふざけたり、しゃがんで笑いかけたり──。
わんちゃんたちが「なんか楽しそう!」って思ってくれたら、それが一番いい写真に繋がります。


ノリだけでは多頭撮影、上手くいかないよね?

はい、正直に言うと…ちょっとだけ難しいです。
というのも、

  • 性格がバラバラな子たちを、同時にコントロールしなきゃいけない
  • 距離感や立ち位置、バランスを気にする必要がある
  • それぞれの集中力が切れたり、片方が動いてしまったり…
  • もちろん全員分の目線も欲しい!(そして、もちろんいい顔してほしいw)

などなど、なかなかにハードモード。
でも、それ以上に一緒にいる姿がかわいすぎる!
だからこそ、撮れた時の感動は大きいし上手に撮れるように工夫もしています。
気持ちと場の雰囲気が出来上がったらあとは工夫とカメラの設定が重要になってきます☆


Ikutyが現場でやってる工夫たち

① 並び方は「ちょい斜め」がコツ
→ 正面からびしっと並べるのもOKですが、片方を少し後ろにずらして「段差感」を出すと、自然に奥行きが出ます。

② 性格によって距離感を調整
→ くっつきたがる子もいれば、一定の距離があった方が落ち着く子もいます。それぞれの「ちょうどいい間隔」を見つけてあげるのが大切。

③ リードのテンションは均等に
→ 飼い主さんにリードを持ってもらうときは、片方だけ引っ張られていないかチェック。左右のテンションがずれると、顔の角度もばらばらに。

④ 視線誘導は「順番」に
→ 2匹同時に「おやつ!こっち見て!」は難しいので、1匹ずつ呼んでタイミングを合わせます。焦らず、のんびりと。

⑤ 落ち着かないときは、まず安心を
→ 吠える・動く・緊張してる子には、まず「落ち着ける距離」と「余白の時間」を。無理に急がず、その子のペースを待ちます。


撮影テクニックとしてのポイント

とはいえ、撮影テクニックの工夫も、もちろんあります。
一頭で撮る時よりも、多頭で撮る時はピントの管理がシビアになります。
そして、一瞬を切り取るむつかしさがありますのでそれらをカメラ設定でクリアしていきます。

  • F値を上げる(F4.0〜F9.0): 被写界深度を確保して、全員にピントが合うように。
  • 焦点距離は50〜130mm程度: 広角すぎると歪むし、望遠すぎるとフレーミングが難しい。
    とはいえ、私は200mmを多用しています(イクティと言えば、おっきい白いレンズですよね!)
  • シャッタースピードは1/500より速くする: 動く子が多いので、ブレ防止に。
  • 連写モードで「偶然の一致」を狙う: 1秒間に何回も撮って、全員こっちを見た奇跡の1枚を引き当てる!

実際の多頭ショットと魅力

1匹のときとは違って、兄弟で寄り添ったり、ちょっかい出し合ったり──。
一緒に暮らす子たちだからこその関係性が、写真にもにじみ出ます。
だから私は、多頭撮影が大好き。狙い通りにいかないからこそ、 その場でしか出ない偶然の奇跡が詰まってるんです。

  • 正面からぴったり寄り添い型
  • 少し距離をとってバランスよく並ぶ型
  • 背景や構図を活かした作品タイプ(森/芝生/花畑 など)

👉 どれも「その子たちらしさ」が出ていて、めちゃくちゃ愛おしい仕上がり✨


まとめ|2倍たいへん。でも、2倍かわいい!

撮影中は、ちょっとバタバタすることもあります。
声掛けしながら連写しながら、フォーカスを合わせながらのバタバタ具合です(笑
でも、だからこそ…2匹が同じ画角にいてくれる瞬間って、すごく特別でうれしい。

ぴったりそろわなくてもいい。
ちょっとずれてても、それがふたりらしさなら、それでいい。
そんなふうに思いながら、シャッターを切っています。

多頭撮影も、思いきり楽しんでくださいね🐾
いつかIkutyにも撮らせてくれたら、うれしいです。


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